私?アナタ?誰のため?

『Soliste[ソリスト] おとな女子ヨーロッパひとり旅』で、もう行った気分になる。

過去、読んだ本の紹介。
引きこもり気味だと、外の世界を知るには
TVや新聞、本となる。

学校を卒業すると、どこで知識を仕入れるかは
本やビジネススクールなどであり
自分で時間の都合をつけられる本は
学びに最適なのである。

サラリーマンの頃は、毎週金曜日仕事帰りに
予算1万円を握りしめ
本屋に通った。

読むのは、ビジネス書。

今は、サラリーマンじゃないので
もうビジネス書だけに絞らなくて良いのだ。

いつか一人で、海外旅行はしたいと
いう野望はある。

世のキャリアウーマンなおひとりさまは
多分、経済的には余裕があって
「毎年、バリのスパに行くの。」と
豪語されてるかもしれない。

それは、無視。

 

私のサラリーマン時代。
20代、盆暮れ正月はなく、24時間365日と
ショップチャンネル並みの業界で
働いていたので、連休など取れない。
片道2時間程度のアジア圏に
行けたら良い方だった。

30代前半は、激安月給で
休みはあるが、金はない。
30代後半になり、やっと行きたい所を選べる
お金・休みという条件をクリア
出来るようになった。

理論上の話だけど。

 

ブラック企業は、有給を取るのが一苦労。
半年前から、申請して上司から許可を
貰っていても、上司の機嫌で
有給却下されたり、机ないぞと脅されたり
仕事を3倍にされたり
旅行ドタキャン危機に
見舞われそうになった。

行ったら行ったで
休んでる間の会議に、出てないと
吊るし上げられたり。

 

思い返せば、怒りしか出ないな・・・。

 

そして、まず同僚と同じ期間に
休みが取れないので
一緒に、旅行は出来ない。
かと言って、同僚でない友人達は
既婚の子育てママか
まだ24時間365日の業界で
頑張っている。

 

つまり海外には、両親か、一人で行くという選択肢
しか私にはないのだ。

 

派遣社員で細々と働き
海外なんて、とんでもねーっていうアナタ。
一度は、一人で海外行ってみたいと
思ったことはないだろうか?

 

英語がままならない問題はさておき。

で、その野望をちょっと先取って
本で味わえるのが、女性をターゲットにした
一人旅の指南書。

指南書と言っても、色々あるが

おとな女子
ヨーロッパ
ひとり旅

という直球フレーズであるこの本に飛びついた。

寺田和代氏著書である。
続編も出ているが、こちらの方が
評価は高そうである。

 

(画像は、お借りしているので
問い合わせは、KADOKAWAまで)

 

こういう画像を用意するのって
著作権の問題があって、本当に気がひける。

先に紹介した『ちひろさん』は電子書籍で
買ったので、紙としてはない。
その代わりスクリーンショットは、取りやすいが
本屋で買った紙媒体は、スキャンすべきか
写真に撮るべきか、どうなのかと
無駄に考えてしまう。

とまぁ横道が逸れたので、軌道修正。

 

年齢を重ねた今だから出会える風景がある!
ひとり旅歴20年、ヨーロッパの街々を
28回旅した著者が提案する、おしゃれで
リーズナブル、安全な旅の楽しみ方。

本の表紙より

 

こんな本の表紙を見たら
思わず、んんん!と引きつけられる。

予算、旅の予定の立て方やトラブル対処法など
まぁ在り来たりな内容といえば
それまでよ。何だけども

若さ、経験、語学力、お金ーないない尽くしでも大丈夫
三代禁忌はネイチャー、リゾート、グルメ…。
旅先で大切にされるための条件

は、おひとりさまで、ビーチやスパを満喫とか
そんな南国系に行くには
ビビってしまうおとな女子には
持ってこいな内容なのである。

 

この本の中にもある「マダム浴」は
日本ではありえない。

 

38歳の時に、3歳の年下の後輩男性から
ババアには用はないと
言われたあの衝撃。
一生、忘れないと思う。

「マダム」なんて概念、彼にはないだろう。
いや、ロリコン好きな日本男子には
そんな概念ないだろう。
30過ぎたら、全部ババアなのだから。

ババアと言うならば、席を譲りやがれ!と
満員電車の中で、いつも思った。

サラリーマンは、寝たふりやスマホのゲームに興じ
男性が作った会社のドレスコードの為に
止む無くハイヒールを履き
踏ん張っているババアに、非常に冷たい。

 

そして、この本では、いくら旅でも
見た目は大事だよってことも、触れている。

海外に行くときは、狙われないように
貧乏臭を醸し出して行くので
グレードの高いホテルに
泊まった日には、場所違いな客として
とっても面倒臭そうな扱いを受けるが
これなのね・・・と反省。

 

ただ、いくら語学力がなくてもと言われても
数年前に、イギリス在住の友人と
ロンドンで待ち合わせたが
ヒースローの入国審査は
インド系の審査官が、手招きする窓口で
訛り過ぎた英語が、全く解らず
隣のイギリス人審査官の質問は
答えられるのになぁと、横目で見てると
呆れられて、通してもらえた。

恐らく日本のパスポートの力で
通してもらえたんだろうけど。

という苦い経験があると
ある程度の語学力は要る。

と言っても、あそこまで訛が強い英語だと
もう解らないので
やっぱりなくても大丈夫かも。

写真が多いわけでもないけど
それでも読んでるだけで、行った気分になれる本って
著者の引き込み力がすごいのかな。

 

貯金はあるけども、学びと生活に使ってるので
今の私には、海外旅行は贅沢だ。

まず旅行の軍資金の20万を
稼ぐところからスタートとなる。

 

海外旅行は、ハードルが高いし
もっともっと実用的な、指南書が欲しいと思う方は
以下の本も参考になる。
内容は、読んで知っておけばいいことばっかり。
でも、しっとり・落ち着き感はなくて
40歳までの女子向きって、嫌に伝わってくるのは
私だけだろうか・・・。

 

(画像をお借りしてるので、お問い合わせは
各出版社へ)