去年から語彙力をつけることも始めた。
外国語上達法を読んだからだ。
言語学者である故千野栄一先生の
言語学習入門書である。
一般的に、我々日本人は
中学生から、強制的に英語をかじってるから
入門者って、小学生か幼稚園児かもよ?
ま、表紙から見て堅い内容だと想像するけども
いやいや、結構ユーモア溢れていて
スススーと読めましたし
何よりも、諦めんでえーわいと
思える内容で、3回くらい読み返し
ライン引いて、取り敢えず私も1,000語
頑張るべ!と思ったのであります。
あ、もちろんドイツ語ね。
で、こんな堅いの最後まで読めんわ〜って方に
さらりと必要な事を。。。
最後にアプリのことも触れてます。
冒頭の書き出しから
語学が苦手。
そう仰る筆者は、言語学の先生。
なので、なんか説得力ねーな…から
スタートなのだが
まぁ情熱が、半端じゃない。
中学では、英語で、ずっこけたわりに
ドイツ語、ロシア語、フランス語…以下略
次々、果敢に学んでいた。
異国の言葉を身につけるのは
やはり、ただならぬ情熱がいるのが
読んでいて解る。
この言語学の大御所先生ですら
そうなのだと仰ってる。
ある外国語を習得しようと決心し
具体的に習得に向かってスタートしたときは
まず半年くらいはがむしゃらに進む必要がある。
これは人工衛星を軌道に乗せるまで
ロケットの推進力が必要なのと同じで
一度軌道に乗りさえすれば
あとは定期的に限られた時間を割けばいい。
上達の道に必要なものは
①お金と時間
②覚えなければ外国語が習得できない語彙と文法
③良い教科書・良い先生・良い辞書
当たり前なんだけども
この3つを軸に書かれていて
更に、所々に、筆者のコツも含めて書かれている。
①のお金と時間に関して
まぁ教科書とかオンライン授業を受けようと
思ったら、お金が要るので
それもそうだ。
で、学習を持続させる時間がやっぱり要る。
私が注目して何度も読み返したのが
②をテーマにしたところ。
「語学の習得というのは
まるでザルで水をしゃくっているようなものです。
絶えずしゃくっていないと
水がなくなってしまいます。
水がどんどんもれるからといって
しゃくうのを止めるとザルははぜてしまうのです。」これは真実であろう。語学の習得で決して忘れてはいけない一つの
忠告は「忘れることを恐れるな」ということである。もし本当に上手に外国語を読み書き話せるように
なろうとしたら、正直にいって3年から5年はかかる。
今、何か異国の言葉を喋れる人は
何か特異な能力や才能があって
彼ら彼女らと違って、何の才能も能力もない私は
すぐ忘れてはやり直し、何年経っても
進歩がなくて、アホすぎると
自分の不出来さを嘆き
ガッカリすることがしばしばなのだが
この文書で、なーんだそうなんだ!
と、非常に安堵した。
ここで、諦めなかったら
ちょっとは片言でも喋れるようになるかも!と
希望が湧くのである。
私のような単純な人間には
大御所先生の言葉は非常に
説得力があり響くのである。
で、初める前に、目的と目標を決めよと
仰っている。
外国語を習得しようとする場合
何語を何の目的で学ぶかを
はっきり決めてかからないといけない。
次に、習得したいと思う外国語が決まったら
その外国語をどの程度習得するつもりなのかの
見通しをつけなくてはならない。
読み書き話すという三つができるようになるには
言語の難易の差によって
3年から5年が必要になってくる。
だから必要でない言語を単に教養のためにとか
いって三つも四つもやることは
人生での大きな無駄以外
何物でもない。
言われれば、なるほどなのだ。
私自身、英語もドイツ語も、読み書き話せる
三拍子を望んでるわけではない。
英語は、海外で入国審査とかで
通じればいいだけであって
ドイツ語は、お店での意思表示
標記などを読めるレベルを
望んでいるのである。
なので、ドイツ語にしか時間を割いてないが
読みもゲーテの原書を読むレベルまで
到達したいのか、もっと具体的に
ゴールを決めねばならぬと思った。
実践となると何をすんのさ?
となると、まず頻度の高い単語を1,000語覚えよ。
語彙は、計画的に時間をかけることが
必要だと。
確かに、文法ばっかりやった英語では
語彙力がほぼなかったので
これは、動詞、形容詞だろうけど
意味がわからん。
が多かった。
でも、単語帳を作って覚える気もしなかった。
じゃあ、ドイツ語はどうなのかというと
「きゅうり下さい」って
きゅうりって何て言うんだろう?
ジャガイモは解るけどもと
きゅうりすらまともに言えない
語彙力のなさを改めて実感。
今ここで、気合を入れて
語彙力をあげよう!
まずは1,000後獲得よ!
話はそれからだ!と
その思考にスイッチが切り替わった。
で、基本単語の本を読むだけだと
何だか味気ないので
語彙力を上げるアプリを使う事に。
一日5分という制約付きの
単語学習アプリ。
Drops
5分以上使いたい場合は、有料。
野菜・スポーツなどのテーマ毎の括りがあり
そのテーマに則した単語が学習出来る。
連続何日か経過すると
ボーナスで、数秒から最大5分まで
無料学習する時間をくれる。
このアプリは、影絵的なもので
可愛い、綺麗なので
不快さはない。
後にしようと、その日
うっかり学習を忘れて
何度かリセットされてしまったが
学習を促すお知らせ機能がついてるので
後にしようと思わなければ
多分、継続日数が、リセットされることはない。
今は、忘れないように
昼ご飯後の日課の一つにしている。
1日抜けたりしながらも
1年続けてみて
メリットは、飽きないこと。
デメリットは、やはり1日5分なので
進捗度は遅い。
テーマも、頻度の高いものばかりでもないから
残念ながら、千野先生の仰ってた
頻度の高い言葉を先に1,000語覚える。
という効率的な
学習ができるわけではない。
なので『まずは1,000語まで』まだ達してないので
その先にはまだ進めないでいる。
現時点で、このアプリを使って
1,090語までマスターしたらしいが
無駄な言葉が半分か
それ以上かもしれないので
数字はあまり当てにはならない。
しかし、学習の進捗の指針に少しはなる。
duolingoと合わせて
アプリを日課にして
時々、この本を読み返し
どこまで身に付くか
続けていくつもりである。