一人で生きてます

心穏やかな今こそ『サラとソロモン』を読んでみた

私は、しつこい。

引き寄せ難民は、辞めたけど
それは、何が何でも「引き寄せでしょ!」
という熱狂的というか盲目的
という信者になろうとするのを
辞めたという事だ。

引き寄せを理解したいという気持ちを
辞めたわけではない。

だって、なんか面白そうじゃん。
これを理解して、もし自分が
使えるならば、なんだか素敵じゃん。

引き寄せ実践を始めたのは
4年前の転職活動からだった。

現実には、引き寄せを実行するけども
目の前に起こる事は
自分の望まない事ばかり。

完全に自分の望むものと
ずれていたという事だったけど
引き寄せで、事態は好転するはず!と
躍起になった2年間は
もう精神的に疲れ果てていた。

でも、これを読んだら
やっぱりずれてたのかなと
思うのであった。

 

 

簡単に、ストーリーを紹介すると
主人公サラが、フクロウのソロモンと出会い
引き寄せを教えてもらいながら
実践して日々の暮らしが
少しづつ変わっていくというもの。

ぼっちがリア充に変わっていくって感じ。

この話に、興味を持って読めたのは
サラという主人公。

世捨て人願望があり、なかなか
渋いお嬢さんである。

まず、一般的に見れば
彼女は、学校では、ウスノロの類に
分類されてしまうだろう。

意地悪な弟の行動で、気分を害されたり
授業で先生に当てられて、答えられなくて
同級生にクスクス笑われたり
転校生がいじめられているのを見て
かわいそうに思って、おせっかいをしても
裏目になったりと
私が、経験してきた事とかぶる事が
多々あって、サラと自分を重ねるのが
容易であった。

 

童話らしく空を飛ぶサービスはあるけども
サラの不満が、心優しき人の日常には
あるあるなのである。
そして、サラや周囲に起こる事も
やっぱり心優しき人には
あるあるなのである。

この本を読んで、サラに共感しない人は
学校生活もサラリーマンも
社会に不満は、一切感じたことがなく
いつもキラキラ生活で、それこそ
リア充か、サラの弟のような立ち位置の人だろう。

 

この本の中の前半で、ソロモンがサラと出会って
「なぜ空を飛びたいか」
ソロモンは、サラに、質問をする。

「面白くない地面の上を歩き回るのが
好きじゃない」というサラ答えに
「君は、僕の質問にちゃんと答えてないみたいだね」と
ソロモンは、再度答えを要求する。

うわ、ソロモン、冷たい…。
でも、「違う」だけよりはましかと
突っ込みつつ、似たような事ないかなと。

「なぜ会社を辞めたいのか」

「上司が嫌だから」
「仕事がつまらない」
こんな理由が、真っ先に浮かばなかっただろうか?

でも、これは、恐らくソロモンに言わせると
質問にちゃんと答えてないのだ。

ちゃんと答えたじゃん?
という気持ちでサラは
ソロモンに聞き返すと
ソロモンは、こう返して来る。

「君が僕に話してくれたのは
空が飛べない事を君が嫌だという理由は
何なのかという事だ

なぜ空を飛びたいのかと、どう違うの?
???で、いっぱいのサラが
「歩くことはあんまり楽しくない…」と
続けると、ソロモンは手厳しく
「君はまだ君が望んでないことと
なぜそれを望んでないのかという理由について
話していることが、まだわからないのかい?」

うわ、ソロモン
怖い怖い。

つまり欠乏感から来る理由を
サラは言ってるから、質問に
ちゃんと答えてないって事なのよね。

 

自分の生活の中では?
NLPの講師が、言った言葉は
私が欠乏感から来る理由を
言ったから?
あんな(私にとっては)酷い言葉を
もらう羽目に???
(結構酷いと感じたので1週間引き摺った)

と実生活の過去の出来事を
思いながら読んだら、スイスイと
頭に入っていく。

 

残念ながら、アナタの過去の出来事と
絡めながら読まないと
理解度は落ちる。
図書館で、探して読んで貰いたい。

ネタバレ的な要素だけ知りたいならば
目の前で、何が起ころうが
起こってる事は、変えられないので
『いい気分でいる事』に注意を向ける。
に尽きる。

それが、曲者なんだけどね。
だから、3年難民やったんだけどね。