一人で生きてます

朝ドラ「半分、青い」でもピックアップ?『いつもポケットにショパン』はいつ読んでも古くない。

 何気なくつけたTVで
好きな漫画家さんの、とある漫画の1ページが
画面いっぱいに、出ていた。

これは『いつもポケットにショパン』ではないか!

今日は、何かの漫画特集?

と思ったら、受信料は、何に消えてんだか???
と、疑いたくもなる某局の朝ドラ
『半分、青い』のワンシーンだった。

主人公が、幼馴染みから借りて
すっかりハマってしまっていたという
漫画がそれだった。

くらもちふさこ氏の漫画を
秋風羽織?なにそれ?

このドラマでは、豊川悦司扮する
漫画家・秋風羽織の作品を
リアル漫画家・くらもちふさこ氏から
お借りしているようである。

となると、これからドラマが展開すれば
漫画の紹介もどんどん
されて行くの?と
ちょっと違う期待をしても
連続ドラマは観ない。
毎日観る気力がない…。

 

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私個人的には、くらもちふさこ氏は
ほぼハズレがなく面白いと思っている。

ただ『いつもポケットにショパン』だけは
読めば、ピアノ教室の思い出も一緒に
付いてくる

 

私が通う個人主宰のピアノ教室では
レッスンを待つ子のために
漫画が用意されていた。

恐らく先生(当時の推定20代後半)の
好みだろうけど。
ほぼ、マーガレットの漫画があった。

レッスンは、そっちのけ
りぼんは、購読していたので
ピアノ教室では、マーガレットの漫画を
読みに行くようなものであった。

肝心のピアノレッスンは
漫画を読みに行く楽しみがないと
サボりたくなる恐怖であった。

可愛くて、愛嬌がある訳でもなく
コンクールに出ない落ちこぼれ。
先生は非常に厳しく、毎週、怒られていた。

ピアノの先生って。どうして怖いのか?
レッスンの恐怖体験を
友人と自慢しあった事がある(負けた)

で、レッスン待機中は
『いつもポケットにショパン』を
何度も読んだ。

断っておくが、読んだら
ショパンが弾きたくなる!
訳ではない。
(少なくとも私には)

そして、何度も読んだ癖に、結末だけが
全く記憶にない。

その後、大人になって
漫画を、読まなくなったものの
あの結末は…と、ずーっと気になって
3年前に、文庫本を買って
改めて読み直した。

ベートーベンでもなく
バッハでもなく
リストでもなく
やっぱりショパンがしっくりくる。

 

これを読んだ当時は、小学校低学年。
理解するのは、多分、無理だったね。

 

小学校低学年の時に読むものは
お子様向きのアニメ。
ドラえもんやギャグ漫画とか
王子様が出てくる夢物語。
伝記も、サクセスストーリで
明るい話ばかり。

妬みや憎しみ、ダークサイドを
漫画で読むのが、きっと衝撃的で
ワクワクは、しなかっただろう。

 

【甘い初恋の記憶が孤独な麻子の宝物】
有名ピアニスト・須江愛子を母に持つ麻子の初恋の人は
緒方季晋こと「きしん」ちゃん!
でも彼は小学校の時にドイツへ留学し、その後事故で
連絡が途絶えてしまった。
現在、音楽学園高等科でピアノを学ぶ麻子の夢は…? 
ショパンを愛する麻子が奏でるせつない初恋のバラード、第1巻!

(アマゾンHPより転用)

 

さすがはアマゾン。
解説は、スキッとしてるけど
そう爽やかな話じゃない。

結末は、ハッピーエンド。
ただし途中、きしんちゃんの復讐心や嫉妬
葛藤など色々、ヘビーなものが
あるけども、そこは少女漫画。
当時の「少女漫画」という”枠”での
表現もあっただろうし
重過ぎない出来具合。

 

連ドラ『半分、青い』主人公も高校生。
この作品は、そこそこ社会や人の
ダークサイドを知ってこそ
理解出来る内容である。

なので、大人にピッタリかもしれない。
文庫版だと、3冊なので、図書館で借りてみよう。

今の音楽漫画で、オススメはというと
のだめカンタービレやピアノの森
辺りなのかしらね。