久しぶりに、靴を買ったので
これまた久しぶりに、玄関の
靴の棚を開けたら
艶々で、眩しいエナメル靴が
「こんな靴あったっけか？」と
思う位の変わりよう
煤けたようなマット仕様で
更に、底と、靴の縫い目には
青カビも生えていた。

靴底は、木で
雨の日に履くと、しみるからとか
一日、履いたら蒸れを取るために
数日休ませろとか言うけども。

しかも触ったら
何やらベタベタする。

「履かないから。」と
放置する私が、悪いんだけども。

靴の棚以外の保管場所にある
靴箱を、一つ一つ開けて確認すると
カビは生えてはいなかったが
メンテをさぼったエナメル靴は
同じように、艶もない
マット仕様に、なっていた。

靴を触ると冷たい。

恐らく靴に塗ったクリームの油分が
寒さで固まって、マットになったのか？

真実は知らないけど。

乾いた布で拭いてみたけど
ベタベタが取れない。

ベタベタは、ベタベタで制す？

ということで、靴クリームを塗って
拭いてみたら、ベタベタが取れた。

やれやれ。
メンテナンスをさぼっては、いけない。

 

先日、買った靴は、GUのもの。
マシュマロポインテッドパンプス
というもので、クッションが効いている。
2,490円ってのが、良い。
色を冒険すれば良かったかな～。
同じような色味ばかり買ってる気が…。

 

しばらく使ってみて
良ければ色違いの購入も
検討してもいいかもしれないけど
伸びて歩いてて
脱げそうな予感はする。
ダイアナのDワイズより
大き目の幅。

 

うっかりカビを生やしてしまった
２つのエナメル靴は
イタリアのハイブランドの靴で
1足9万円くらい。

靴は、値段が全て。
ではない。

散財した今だからこそ言える。

2千円台の通販から
10万の海外ブランドまで
あれこれ買って出した答えは

靴は、フィッティングが全てである。

私史上最高の靴は
今はもう生産されてない
9,800円のストラップ付ミュールだった。

30分全力疾走してもなんともなし。
靴や足よりも
肺の方が、やばかった。

幅が狭くて
国産の靴ではなかなかない。
自分に合う靴が欲しい！
高かろうが試したい！という欲求と
ブランド信仰の価値観から
ブランドを持たなくてダサい奴と
言われ続けていた反動で
ブランドを持ってるんだから
ダサくない！という
イヤらしい下心とで
一時、海外ブランドの靴を
買い漁った。
軽じゃなくて、ごく一般の排気量の
新車が買える位。

ブランド信仰の価値観に、振り回され
散財し、出来上がった自分は？
その散財行為を否定し
貯金するような考えだったら
中古マンションを購入も
あり得たかもしれない。

婚活では、ブランド＝金のかかる女
ブランドを匂わすものは
男性が敬遠する。
という事も知り

なーんだブランド持ってなくても
良いんだ。

ブランド信仰の世界観の
持たないヤツは、ダメなやつという
長い年月の呪縛も、やっと解かれた。

持ってるものが高いから
人としての質が良いとか
人として価値があるとか
誰が決めたんだ？

ダサくても、いいではないか？
ダサかったら、減税されるのか？
おしゃれな人が、代わりに税金を
払ってくれてるのか？

自分が納得してよしと
思えばもうそれでいいのだ。

カビが生えた靴を見て
時に憧れ、時に虐めのネタとなり
苦しめられたブランド信仰が
私の中では、重要性もなくなり
カビが生えちゃってる位
つまんないものになったのだと。

本当に、呪縛から解かれたのだなぁと。

 

靴のサイズとしては合ってる部類に
入るものなので
純粋に、イタリアの靴職人への敬意と
靴は、皮と木で作った生もの
大事にメンテナンスしなきゃと
思うのでありました。

もうこんな高い靴
買えないし（笑）

にしても、千円台の安い靴にはカビも寄り付かず

カビは高いのがお好き？