平均寿命が、83歳というならば
もう、私は、人生折り返し地点に来た。
人間、前半は、赤ちゃんからスタートで
何やっても学び上昇だったけど
後半は、現状維持や老化との戦いで学びは
必須かもしれないけどで、基本下降。
人生下り坂に入ったことになる。
と言っても、すんなり下らせてはくれない。
さて、20〜60歳まで働くサラリーマン人生から
見れば、ここでも、折り返し地点に来た。
でも、そもそも論。
サラリーマン人生が
60歳までという前提が、崩れている。
もう日本社会は、70歳もしくは
死ぬまで、働かないと生きていけない
事態に陥っている。
そう、人手不足よりも、年金問題。
私が支給される頃には
75歳からになっている?
も、十分あり得る話だ。
今の社会は、労働不足と言ってるけど
不足しているのは『安くて都合よく働く若者』
なのだ。
ブラック企業であれば、『若者』は、ちょっと目を
瞑るけども、でも、『安くて都合よく働く』
には、変わりはないのだ。
団塊世代の技術を受け継ぐべき世代が
バブル崩壊後の氷河期に入り
採用を見送られ、いわゆるロスジェネと
呼ばれる世代は、会社に十分居ない。
あなたの周囲を見回してみて欲しい。
フリーターや派遣という選択肢しか
なかった人も、多かったのでは
ないだろうか?
なので、技術を持つ団塊世代は、未だ重宝される。
育てる後輩が十分に居なかったので
十分引き継ぎが出来ていない。
でも、ロスジェネ達を今更、雇うより
そのまま安月給で、団塊世代を雇い続け
後任としては、まだ色も付いてない
若くて安い賃金で、働く若者を求める。
団塊世代の技術か、若さという
武器を持たないものは、淘汰される。
つまり、35歳過ぎて、まともな会社に
再就職なんて夢物語になる。
と書けば、ロスジェネの私は、お先真っ暗なのである。
なぜって、私は去年仕事を辞めて
また新しい仕事に就くことが
全く想像出来ないでいる。
ここまで読んで、ロスジェネ世代で今、無職の方は
まずい・・・と思ったことだろう。
いや、ちょっと待った。
ロスジェネは、常々まずいと思って
生きて来ているはずだ。
カツマーが、一世を風靡した。
一時期、メディアに露出しまくった
公認会計士の勝間和代氏が
会社にリスクを預けるな
いつでも、動けるように資格を取ったり
勉強しろと言って、奮い立たせ
勝間氏に同調する人達は、リスクヘッジのため
休日返上で、勉強したり朝活の勉強会に
参加したり、時間管理ガッチガチで
ストイックに頑張って、カツマーが出来上がった。
私も、隠れカツマーだった。
でも、東京と地方には温度差があって
朝活の勉強会は、残念ながらなかったので
一人家で、コツコツ学習派だった。
数年もやってると
どこまで頑張ればいいのか?
先の見えない状態に、疲弊して行った。
それから、そんなに頑張らなくてもいいんだよ〜と
ゆるゆる系が流行りだし
カツマーVSゆるゆると、紙面を賑わせる
こともあった。
そして、今は、ありのままで〜となっている。
そう、全面的に自己肯定。
今のあなたのままで、いいんです。
好きにしていいんです。
本当に、そうですか?
って、世界が広がりだした。
引き寄せだ。
長いので、続く。