まだ完結していない。

でもたった１冊目読んだだけで
ドーナッツとバーボンを買いに
スーパーをハシゴした。

『レディ＆オールドマン』
オノ・ナツメ氏のまだ結末は迎えていない漫画。

 

めちゃめちゃ、ざっくりと。
舞台は、1963年ロス郊外。
冤罪で100年の刑期を終え、出所したロブが
自分を拾ってくれたシェリーと
自分の罪の真犯人であり？
不老不死の秘密を知る双子の弟を探すため
”レディ＆オールドマン”という通り名で
運び屋を始めるが
事件に巻き込まれて行く。

というもの。

 

FedEXとかじゃなくて
個人的な運び屋をするなら、必然的？に
事件に巻き込まれるんじゃねーのと
麻薬とかさ、殺し屋絡みとかとかさ
何よりも、アメリカだし。
という予想通りだけども
事件というか、ロブの不老不死の秘密絡み
なので、退屈させない展開だ。

読む人には、大雑把な絵とか
ラフ過ぎるとか思うかもしれないし
もしかしたら、女子漫画みたいな王子とか
ロリコン好みの、でっかい目の幼女とか
巨乳女子中学生とか高校生とか
そんな要素もないので
万人受けするかもしれない。

 

まぁそこは、個人の嗜好なので
まずは、お試し読みからどうぞ。

 

個人的には、オノナツメ氏の作風が
とってもシンプルで好きだ。

セリフが少なく、ゴチャゴチャしてない。
ビルの群れのごみごみした都会ではなく
だだっ広くて、快適にドライブ出来そうな
場所という、設定もあるだろうけど
風景は、さっぱりしていて
バイクはかっこいいし
ドーナッツは美味しそうだし
きちんと描かれていて
メリハリが効いている。

脇役達も良い味出しまくっている。
掃除屋のジョニー＆クレイグも
いきなり不老不死を確かめるため
弾を撃ち込んで来るミルズ警部補も
日本には居ない若者にはない男の色気があるのだ。

日本はさ、若者至上主義だから
中年という言葉ではなく、いつまでも男気とか
色気のある人芸能人って、高倉健さんくらいじゃねー？
と小学生の時から、本気で思っていたが
日本は、成熟しない子供社会だからって
オペラ歌手の某氏が言ってたけど
その通りと、年々強く思う。
子供か、見た目だけ大人で中身子供と、マジで爺さん
の３パターンしか居ない
両極端な社会。

 

60年代を舞台にした
ハリウッド映画に出てきそうで
結末次第では、ハリウッド映画化されても
良いんじゃないの？と
真面目に思ってしまったわ。

はて、良い女の定義って
まず年齢はいくつからなんだか？

 

 レディ＆オールドマンの移動は
BMWのサイドカー付きバイク。
恐らくR75だろう。
シェリーが運転して、サイドカーにロブが
乗っている。

『女性ライダーがスーツ男子を
サイドカーに乗せて走る』
昔のBMWの広告（これも恐らくR75）を
見た20代の時は、自分自身の愛車が
BMWだった（もちろん二輪の）
サイドカーの現物も見たし
実際乗ってる人のサイドカーあるあるを
聞くこともあったので
将来結婚したら、駅までこんな感じ？
と、妄想したものだが…。

またバイクに乗るのもいいな。
老後の楽しみにでも…。
でも、信号も交通量も多い社会では
オートマの方が良いので
まぁ気力と体力があればの話。

 

で、ドーナッツも、作中に出て来る。
ロブがまだ捕まる前の100年前には
なかった食べ物や物に驚くも
甘いものが好きなようで
アメリカンな甘いものが、ちょいちょい出て来る。

読むと、クリスピークリームでもミスドでも
どっちでも良いから、あのフワフワな
ドーナッツが、食べたくなる。

とは言っても、高カロリーなので
ドーナッツは、買えない。
スーパーでミニサイズのドーナッツを
買って我慢である。

そして、ロブのお気に入りの
飲み物の一つのカウボーイというカクテル。
ロブは、夜、シェリーが作ってくれる
ホットミルクにバーボンを
少し入れたものを飲んでいる。

アーリータイムズイエローラベル45ml
牛乳105ml
砂糖少々
（ASAHIビールカクテルガイドより転用）

 

飲んでみた感想としては
甘みのないカルーアミルクに似たような
後味ちょい苦めのキャラメルのような
もう牛乳ではない味。

 

そもそもウィスキーが飲めない人は
砂糖抜きで作るのはオススメしない。

別に、アーリータイムズ限定ではない。
お好きなバーボンで作ればいい。
砂糖もキビ砂糖とか、蜂蜜でも良いらしいし
他のレシピによれば、牛乳は乳脂肪が濃い方が
美味しいらしい。

漫画で、これ美味しそうだから
真似てやってみようかなと
思っても実際は、カロリーの壁に
阻まれることが多い。

映画「かもめ食堂」のシナモンロールは
美味しそうで、レシピは解ったけど
高カロリーという壁に阻まれ
まだ作れずにいるし
買う勇気もまだ湧かない。

 

『レディ＆オールドマン』を
最新刊まで読んでみたが
展開は早いので、今後がどうなるか
楽しめそうである。

次に出て来る食べ物も
高カロリーじゃなかったら
試してみよう。